「広報さんだ」ー 御殿踊りの灯をいつまでも ー歴史ある三田の舞を残したい

更新日:2022年04月01日

広報誌「広報さんだ」 令和3年4月号(36~37ページ)

シニア×いきいきライフ

御殿踊り保存会 代表

寛長 つや子さん

子どもの頃に触れた日本舞踊が忘れられず、27年前再び踊りの世界へ。現在は師範。また、三田の城下町文化を表す「御殿踊り」の保存にも尽力している。「踊りは楽しむ気持ちが一番。年齢や性別を問わずどなたでも大歓迎!」と輝く笑顔で語る。

   江戸時代から三田に伝わる「御殿踊り」。九鬼久隆が家督を継ぎ、三田藩主として三田入りする際、故郷の鳥羽を離れる久隆の寂しさを気遣い、御殿女中が揃いの衣装で踊って盛大に歓迎したのが始まりとされています。約400年の歴史で踊りが途絶えたこともありましたが、昭和40年頃に復活しました。簡単な動きを繰り返す親しみやすい踊りだからこそ長く伝えられてきたのでしょう。
   音頭の「御殿踊りの其のならわしは後の世までもこれ伝わる」という歌詞に込められた末永い三田の繁栄と踊りの伝承を祈る想いーー。私の気持ちとも重なり御殿踊りを残したいとより強く思うようになりました。
   踊りは私のライフワーク。揃いの衣装で気持ちを一つに掛け声を合わせ踊ると気分爽快!好きな踊りで地域の人に喜んでいただけることがやりがいです。多くの人に御殿踊りを知っていただき、一緒に踊って未来の三田に残していきたいです。

足腰が不安でも大丈夫です!一緒に踊りましょう

◀御殿踊りに興味を持った人は寛長つや子さん(564-3498)まで電話でご連絡ください。

寛長さんのことをもっと知りたい!

・ほっとHOT通信 第18号(2021年04月01日発行)