「広報さんだ」ーSNS時代の今だからこそー大切な人に贈りたい自分の気持ちを絵手紙にのせて
広報誌「広報さんだ」 令和4年9月号(36~37ページ)
シニア×いきいきライフ
南中 千枝子さん
絵手紙と出合って35年。以来、毎日欠かさず筆を執る。うれしいときもつらいときも、心の内を描いた絵手紙は言わば自分史。「歳を重ねると柔らかい色遣いに、穏やかな気持ちなら優しい文字…絵と文字の形にもその人の心が表れます」と話しながら生徒を見守る目は優しい。
結婚して間もない頃、誰にも言えない心の内を絵手紙なら素直に表すことができました。介護で夜通し目が離せないときに、隣で描き続けたこともあります。没頭するうちにつらいことも乗り越えられ――絵手紙は私の心を救ってくれました。
もちろん幸せなときもそばにあったのが絵手紙。受け取ったときの笑顔を思い浮かべながら描く時間がワクワクします。教え子の誕生日に、送りたい相手がいる喜びと、あなたという存在に感謝する意味を込めて「ありがとう」と記しました。相手からは、嬉しくて「涙がでました」と添えた返事が。後日改めて「先生、私のことをいつも思っていてくれてありがとう」と言われ、想いが伝わったことに嬉しさがこみ上げました。
絵手紙という想いのこもった贈り物をもらえるような「忘れられない人」になりたいという気持ちを、生徒にも伝えています。今、心に浮かんだあの人に、便りを送ってみませんか?
一緒に絵手紙を描きましょう!初心者大歓迎!
- 「楽絵会」
まちづくり協働センター/第2水曜、世話役 辻さん(電話番号563-0828) - 「一絵会」
広野市民センター/第4月曜、代表 森脇さん(電話番号567-1391)
更新日:2022年09月01日