認知症カフェって何?

更新日:2025年04月07日

「認知症カフェ」とは、認知症の人やその家族、認知症に関心のある地域住民が、気軽に足を運んでお茶を飲みながら、交流したり、情報交換したり、思いを分かち合ったりできる場だ。認知症カフェによっては、ゲーム・体操・講話を取り入れているところもある。

木戸典子(きどのりこ)さんは、子育てと自営業にてんてこ舞いの時代に助けてくれた地域の人たちへご恩返しがしたいと思い認知症カフェ「こもれびカフェ」を開いた。

きっかけは木戸さんのご両親が阪神淡路大震災で被災し、神戸の六甲から三田に理髪店を移転したことで、現在はご両親の思いを継いで理美容室を営みながら、当事者や介護されている方が気軽に立ち寄れる地域密着型の「こもれびカフェ」を有志のボランティアと共に運営している。

認知症のご本人ばかりではなく、その家族も安心感が得られ、地域住民と顔見知りになることで徐々に笑顔になってもらえるようになった。参加者も口コミだけで年々増え、スタッフ(準備、受付、司会進行、飲み物とお菓子給仕、体を使った歌ゲーム等)もすべてボランティアで構成されている。

【新規参加者募集中】ア・デュール美容院(弥生が丘郵便局の西隣)の待合室を利用して、毎月第3木曜日13時30分~15時30分に認知症の人や家族、地域住民同士の交流会を実施。認知症ご本人、ご家族、また関心のある方のどなたでも大歓迎です。途中入退室自由。参加費:100円(飲み物とお菓子)。

手作りのお菓子入れ

手作りのお菓子入れ

受付窓口で100円の参加費を払って、好きな席に着くと出てくるのが、手作りのお菓子入れに入ったお菓子と飲み物(メニューから選ぶ)。温かみのあるおもてなし!

専門職の講話

フラワー地域包括支援センター

の職員による講話

認知症のことをみんなでお勉強。フラワー地域包括支援センターの職員から、毎回ミニ講話がある。

パタカラ体操

パタカラ体操

誤嚥を防ぐために口・舌の運動としてパタカラ体操やストレッチが行われる。パタカラ体操とは「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を発音することで口・舌の筋肉を使い、食べたり飲み込んだりする機能を鍛える代表的な体操の一つ。

かたつむりの歌と手の体操

かたつむりの歌を歌いながら

手の体操

歌に合わせて片手でチョキをし、かたつむりの目を作る。その上にグーを作り、かたつむりの殻に。これで基本の形、かたつむりができあがり。

次は、手を入れ替えていく。「ハイッ」の合図で手を入れ替える。頭を使うが、頑張ってチャレンジ!慣れてきたらスピードを上げる。

運営ボランティアの仲間たち

運営ボランティアの仲間たち