「広報さんだ」ーさあ、散策へ！ー昔から野に咲き続ける可憐な草花、山野草で心和ませて
広報誌「広報さんだ」 令和4年5月号（36～37ページ）
シニア×いきいきライフ
三田山草会 会長
伊東 吉夫さん
全国を巡り、山野草の観察を続けて20年。自生地が減る草花を自宅で栽培する傍ら、自然を壊さない増殖方法の普及に力を注ぐ。「実は港町の生まれ。そのせいか山に憧れがあるんです」と話し、多くのコミュニティで山野草の魅力を伝えている。
転勤で単身熊本県へ移った50代。週末は手作りのおにぎりとカメラを持って、山歩き。ある日、広大な阿蘇で、枯れすすきの中に咲くリンドウの姿に心を奪われました。空と青い花の色合いが素晴らしく、その美しさに人の心を癒す、日本の原風景を見た気がしました。以来、厳しい自然の中で健気に咲く山野草を守り増やすため、多くの時間を費やすように。
成長を見守るように世話をしていると小さな命と共に生きていると感じ、心が安らぎます。大切に育てた花が咲く時の幸福感は大きく、独り占めするのがもったいない。だから、観察会を開き、種や苗を渡し、みんなと喜びを分かち合いたいのです。「派手さはないんやけど、そこがいいなあ」山野草を知れば、みんな同じ思いを持つ。
豊かな自然が広がる三田。野辺に生きる草花にももっと目を目を向け、移り変わる季節を感じて欲しい。山野草よ、今年も咲いてと期待をこめ愛情を注ぎ続けています。
初心者でも大丈夫！山野草に触れてみませんか
散策やコケダマつくりなどのイベントを開催しています！
興味のある人は、伊東さん（電話番号090-1955-3058）までご連絡ください♪
更新日：2022年05月10日